リリースRELEASE

開発期間3ヶ月で生まれた『TW-MB ROSE PROTO』アイアン

2019.06.04

リリース

 今年1月にHONMAと用品契約を結んだジャスティン・ローズは、PGAツアーのファーマーズ・インシュランスオープンでツアー通算10勝目を飾ったが、これは契約後わずか2戦目の出来事だった。契約を変えるということは、当然ながら使用するギアも変わる。新しいクラブがプロのニーズに合い、馴染み、そして実戦投入されるためにはそれ相当な時間がかかるが、いかにHONMAがローズの要望に対して的確かつスピーディーに対応してきたかを表している。

 当然例外もあるが、通常、ゴルフクラブの開発には、何もないゼロベースの商品コンセプトからスタートし、デザインやヘッド形状を策定、テクノロジー設計を経て、試作を繰り返しながら量産体制に入るまでには、多くの時間を要する。しかし、ローズをいきなり優勝に導いた『TW-MB ROSE PROTO』アイアンは、なんと開発から約3ヶ月足らずでローズのバッグに収まった。

 ローズのクラブに対するこだわりはツアー屈指だ。特にヘッド形状に対するこだわりは群を抜く。アイアンであればトップブレードの暑さに始まり、トゥ部分の高さ、ネックからリーディングエッジへの流れなど、挙げればキリがない。「見た目」がローズのお眼鏡にかなわなければ、素振りすらしてもらえないのだ。

 普通に考えれば、そんなローズの厳しいビジュアルテストをパスするには、相当な時間がかかることは容易に想像がつく。また、トッププロのニーズに対してパーフェクトに応えるクラブを生み出すには、プロと開発チームとの密接なコミュニケーションは欠かせないが、ローズは海の向こうで活躍するスーパースターだ。

難題をクリアさせたのは、アスリートゴルファーを満足させた60年の系譜

 HONMAは、1959年の創業以来、一貫してトップクラスの学生ゴルファーやツアーぷろのフィードバックを吸い上げ、彼らの要望を具現化してきたクラブメーカーだ。長きに渡りアスリートゴルファーへのクラブ作りには定評があり、その製造技術とこだわりでゴルフ界をリードしてきた。そして2012年になるとツアーぷろを中心とした「熱意系戦略」を掲げ、国内契約プロからの意見を取り入れた「ツアープロが勝つために、実戦で使えるクラブ」をコンセプトにした『TOUR WORLD』を発表。小田孔明、イ・ボミらを筆頭に世界で10勝を挙げ、『TOUR WORLD』はいきなりその実力を発揮した。

 これを契機に契約プロも増加。契約プロが多くなると、個々への対応が薄くなるところだが、HONMAでは急増した彼らのフィードバックも、的確に、丁寧に、そしてスピーディーに応え、その「ものづくり」は一切の妥協を許さなかった。結果として、2014年の男子ツアーで小田孔明が賞金王につくと、女子ツアーではイ・ボミが2015年、2016年と連続賞金女王となり、HONMAが3年連続で賞金ランクトップを達成。こうした経験則が、ローズの信頼を勝ち取り、『TW-MB ROSE PROTO』アイアンを急ピッチで実用化させた。

クラブ開発の一丁目一番地はヘッド形状

『TW-MB ROSE PROTO』アイアンが短期間でローズに認められた裏には、こうしたHONMAの60年に渡るクラブづくりにおける技術の蓄積と、最新テクノロジーの融合がある。

 HONMAがクラブづくりをする上で一番大切にしていることは、そのヘッド形状だ。ご存知ない方も多いが、HONMAのクラブは一つとして同形状のヘッドは存在しない。ドライバーであれば、クラウンの丸みが違ったり、アイアンであればトゥ部分の高さがわずかに変わったり….と、ゴルファーが違和感なく自然とターゲットに向けて構えられるクラブを送り出すために日夜努力を重ねているのだ。

メジャー覇者が惚れ込む「匠」の技と最新テクノロジーの融合

 だから、クラブ開発はまず、ゴルフくらぶの全てを熟知した職人「匠」が、これまでのプロのフィードバックなどを基に、ビジュアルやフィーリングというデータなどでは表現できない部分で知見を発揮。ウッドの場合はパーシモンの木材、アイアンの場合はスズなどの柔らかい金属を手で削り出しモックアップを製作することから始まる。

 次に、このモックアップを3Dスキャナーでスキャンし最新のCADで様々な設計データに落とし込むと、今度は3Dプリンターで立体モデルを忠実に再現。最新テクノロジーの3Dプリンターを採用することでこのプロセスにかかる時間を劇的に短縮することに成功した。まさに、アートとテクノロジーの結晶。そして、この工程をプロのフィードバックを受けながらスピーディーに繰り返すことで、他の追随を許さない速さで世界最高峰のツアーに実戦投入されたアイアンは誕生したのだ。

 一体設計で作り出すシャフト同様、ローズのために誕生した『TW-MB ROSE PROTO』アイアンもアマチュアゴルファーが使うアイアンも、こうした開発プロセスに相違はない。60年の歴史を紡ぐ「匠」の英知と最新テクノロジーの融合から生まれているのだ。

一覧に戻る